先日、前職の同僚(アラフィフ♂+アラサー♂)と飲みながら、私が今温めているテーマ、「アラフォーからの恋愛」の話をした。海外では40代50代男女向けのデートサイトがあり、どんどんカップルが生まれている。日本でも、今後そんな需要が出てくるんじゃないか、というのが私の最近思う、というか願っていることだ。
ただ♂二人の反応はイマイチ。理由としては、日本だと、男性は少しでも若い女性を探しちゃうんじゃないかということ。
ああ、確かにそれはあるなと思う。日本だと60代男性ですら、40代女性と20代女性がいたら、迷わず20代女性を選ぶ気がする。
一方外国人男性は、というと、少なくとも私が現職で一緒のアメリカ人達は、そこまで女性に「若さ」を求めていないように思う。それはカップルで参加する行事が目白押しなので、たとえ若くなくても彼女/妻がいないよりはマシだから、というのと、そして一緒にいる時間が長い分、より「話が合う」の重要性が高いからだと思っている。
それに比べ日本の男性にとって、「彼女/妻」はアクセサリーの要素が強いように思う。綺麗で若い女性が隣にいれば、男性自身の株があがる。だからより若い、そしてきれいな女性を男性は求める。それが今まで私が思う「何故日本の男性は若い女性が好きなのか」だった。
たたそれだけじゃないのかも、と下記のブログを読んで感じた。
気持ちは二十代だから、行きつけのコンビニでも、新しい子が入ると「お、おお!」となる。もう嬉しいというより、感動してしまう。
それから、しばらくは毎日通ってる。あの初々しい感じがなんとも言えない。まさに天からの贈り物じゃないか。一方でそのコンビニには、50代らしき2人の女性もいる。だけど、そっちが出てくると、一気に気分が落ち込んでしまう。
生気が失われるというか、僕の本当の姿というか、僕が惨めでちっぽけな存在なんだと、わからせる、そんな態度をとるんだ。消えてほしい。
ただ、僕も40代になってしまった。もう若くないし、高校生の子供がいてもいい年齢なんだよ。
アラフォー以降の女性の需要が日本において少ないのは、彼女/妻のアクセサリー要素が強いからだけじゃない。日本において、「年をとる」というのはとてもネガティヴなことなのだ。それは女性だけに限った話ではなく、きっと男性にとっても。
「若くない」ものと接することで、若くない自分を思い出させる。だから少しでも「若い」ものを求めるんじゃないだろうか。
ただ考えて見てほしい。日本の男女の健康年齢は女性は75で男性は72。今が40歳だとしても、あと30年以上もある。その時間をひたすら「40までの貯金」を切り崩すような生き方って残念すぎはしないだろうか。
先月バズった記事がある。
アラフィフからダンスをはじめても、60になった時点でダンス暦10年だ。
アラフォーには可能性がある。だって、後30年もある。どんなことでも30年かければ、大抵のことはモノにできる。そして何より40年分の人生の知見がある。
そんな風に考える人が増えれば、「若さ」の呪いは少しづつ解けていく。