今日教えてもらってすごくよかった動画。ちょっと前にLINEの田端さんが「神動画」と呟いたことで一度品薄にもなったそう。
余りに神動画過ぎて、他人に紹介したくなかったけど、例のまとめ記事が出たから紹介するか。このDVDに入っている島田紳助がNSCの後輩に語った内容はあらゆるビジネス、特にマーケティングに携わるものにとっては珠玉の宝物や> 「紳竜の研究」 https://t.co/xYe1Ahwcq4
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年11月7日
ネットで文字起こししてた人がいるので、興味がある人は探してみるとよいと思う。島田紳助がNSCで成功の秘訣について語っているんだけど、その中の話の中に出てくる「何かひとつに対して詳しくなる」という話が本当にそうだなと思った。
その中で、誰が好き?って聞かれたとしよう。それで、君はあんまり野球は興味無いとしよう。それで、「誰が好き?」って聞かれて、君は「清原」とか「金本」って言うたら、みんな普通やと思うやん?
(中略)
赤松って言うたら、「なんで赤松なん?」ってなる。興味持つやろ?まず、この段階でみんなが聞いてくれるポイントになるわな。
(中略)
だから、野球やったらそうやと。例えば、音楽でもそう。音楽でもね、一個だけ。一個だけ、強いもん作るねん。全部おぼえんでええ。一個だけ詳しく覚えれば、今とおんなじことが使えるねん。
~島田紳介「紳竜の研究」~
これはお笑い芸人として成功するには、というお題目で語られているエピソードのひとつなのだけど、むしろ魅力的な人間になる上でも大事なことなんじゃないかと思った。
以前「初対面の人と楽しく話すコツ」について書いたけど
つまり初対面の人と楽しく話すコツは、自分の興味の対象を広げることなのだと思う。自分とは違う価値観や自分の知らないモノに興味を持てる人は、初対面の人と話をするとすごく楽しい。知らないことの宝庫だからだ。へーそんなアーティストがいるんだ、とかそんなバンドはやってるんだとか。そしてそこで仕入れた知識が自分の新たな興味の対象になったり、また次の、誰か知らない人との会話で役に立つ。
自分の興味の対象を広げることは、初対面の人と楽しく話すことにもつながる。で、興味の対象を広げるアプローチとして、「1分野ひとつづつ詳しくなる」というのは、とてもいいマイルストンになるんじゃないだろうか。とりあえず私は今年イタリアに行こうとしているので、古代ローマの歴史をさっそくふかぼってみようかなという気になった。
ちなみに「プロスポーツで詳しい一分野」になりつつあるのが、先月からはまっているサーフィン。今日もやりたいことが他にもあるのに、気がつくと競技サーフィンのWorld Junior Champion Shipの3回戦をずっとみてた。
3回戦は1対1の30分対決。ルールはすごくシンプルで、何本波に乗ってもいいけど、点数がよかったウェイブ上位2本の合計値で勝敗が決まる。波に乗る優先順位は波乗りポイントに先に着いた方なので、たいていの場合、かわりばんこ。とはいっても、優先権がある人が見送った波に、優先権がない人が乗ることもあるので、厳密には試合の流れによって全然違う。
たとえば3回戦一発目のこの試合。
赤の「Alonso Correa」は全部で11回波に乗っている。3分弱に1回だ。青の「Marco Mignot」も9回のっている。
一方こっちの試合はもっと乗る波を厳選してるような展開。
赤の「Ethan Wing」が乗る波を厳選してて、その煽りを食らって青の「Joh Azuchi」も乗る間隔があくというような具合。その時の波の状況、1人1人のプレイスタイル、試合の流れで展開が全然違う。 だからまだ3回戦だというのに、一試合一試合が面白くて、もう1試合だけみよう、次の波だけみようなんてやっている間にあっという間に時間が経ってしまった。
サーフィンを知り、好きになることで、世界のサーフィンの名所に詳しくなりつつある。解説が英語しかないので、英語の聞き取り力もあがる。やっぱり「ちゃんと好きになる」ほど、学習効率がいいものはない。
暖かくなったら習いに行く。そして世界も広がっていく。