12月30日は中学の時の同窓会だった。20年ぶりに会う人ばかりで、参加していた人の半分以上、正直名前をかろうじて覚えていたくらい。それでも飲んでいるうちにどんどん思い出してきて、そしてまるでそれまでの20年間もずっと仲がよかったかのように、最後はすごく打ち解けた。
地元の小学校からの知り合いの面白い所は、近くにあったお店とか、そこで何したとか、そんなことが、「思い出」としてキラキラ輝くことだろう。
同級生A「菅井商店で、よく駄菓子とか買ったよね」
一同「買ったー!」
同級生B「三浦ストアーの裏の階段、降りちゃダメって言われたけど降りたよね」
一同「降りたー!」
とまあ、全てが全て、そんな感じ。なんでそんなことで、とその場はおかしくてしょうがなかったけど、今こうやって思い返してみて、よく分かる。本当に楽しかったんだ。駄菓子買うのも、降りちゃダメな階段を降りるのも、そういうことが全部。そして本当に楽しかったことというのは、何十年経っても、思い返した時にまた楽しくなれる力がある。
色々な「幸せ」の形がある。社会的に成功するとか、子供を立派に育てあげるとか、お金持ちになるとか。そして私は、この「その時も楽しくて、思い返してもまた楽しい」ことをどんどん積み上げていく人生が、いい。
この2017年、皆さんにとって、いつか振り返った時にも「楽しかった」と思えることがたくさんありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。