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makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

「日本死ね」が何の解決にもならない理由のマキ。

時事ネタ

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思えば私はけっこう長い間「日本嫌いの外国好き」で、物心ついた時から大学生2年生くらいまで、自分の居場所は日本じゃないと思っていた。小学校1年生の時に家族で1年過ごしたアメリカが性にあっていると思ったし、高校1年の時にやはり家族で1年間イギリスに住んだ訳だけど、いろいろ苦労はしたものの、それでも日本にいるよりかはましと感じた。

日本は「こうしなければいけない、ああしなければいけない」という同調圧力が強すぎて生きづらい、出る杭は打たれる文化だ、そんな風に感じていて、日本の外であれば、何をしようが人目を気にしなくていい、むしろ個性的であることが好まれるし、だからちょっと上手くいかないこと、嫌なことがあると「やっぱり日本は嫌だなー」そんな風に感じていた。

 

そんな私が日本ラブとなったキッカケは、フランスに語学留学したことだ。ワインで有名なボルドーの語学学校に3週間通った。そこでドイツ人、イギリス人、スペイン人で成されるグループで1ヶ月べったり時間を過ごすことになったのだけれど、まず治安が悪すぎて夜に1人で出歩けず、何をするにも誰かと一緒に行動するしかなかった。食べ物は全般的に美味しかったけど、当時のレートですら日本と比較すると高いし、バラエティに欠けた。(日本食がないのはしょうがないとしても、中華料理系も少なければ、ハンバーガー的なものもあまり見かけなかった)そして街は、日本の方がはるかに綺麗だった。

日本に帰国した時に私が感じたのは「安堵」で、そしてあんなに小さい頃から「日本をいつか出ていってやる」て思っていたのに、自分でもなんだか拍子抜けするくらい、日本人に生まれてよかったなと思った。だいたい「出る杭は打たれる文化」や「こうしなければいけない、ああしなければいけない」というのは、よく考えるとどの国にも多少なりともあることだ。外国はそういう圧力を気にしない人間が多く、日本は気にする人が多い程度の違いだった。つまり私が気にしない側の人間になれば、いいだけの話だった。

 

それ以来、私はすっかりこの国が気に入っている。今でもあちこち旅行に行きはするけれど、戻ってくるたびに「ああなんていい国なんだろう」と思う。海外に駐在している友達と話をしていても、「やっぱり日本はいいよね」という話になることが多い。

 

ネットにはたくさんの日本大嫌いな方がいる。新年早々大論議になったベビーカーの話でも当たり前のように「世界有数の子供が育てづらいクソな国」という前提で意見を言われている方が多い。ただまずこの国の「安全さ」は世界一といっても過言ではなく、それだけでも子供を育てる上ではとても理想的な環境だ。中国のように大気汚染もなく、各種公園というのも、安全面衛生面、ものすごくきちんと管理されている。教育だって、先進国で公立の小学校が機能しているのは珍しくなりつつある。健康保険の制度も、どの国と比較しても羨ましがられる充実ぶりだ。

 

その上で子供も対して不寛容と思われる事例がある、という捉え方はできないだろうか。電車でベビーカーを使いづらいとか、子供の泣き声を疎んじる人が多いんじゃないか、とか、クソな国だからそうなってるんじゃなくて、いい所もあるけど、そこをなおせばもっと住みやすくなるんじゃないか、という考え方。「日本死ね」が流行語大賞に候補に出てイラっとした人は少なくない。死んでもらっては困るのだ。少なくとも私は、今の日本がどの国よりもとても居心地がよく、願わくばこのまま東京をベースに生きていたい。

 

この自分の国をディスりまくる人の多さが、最近私が一番よくないなと思うこと。日本死ね、ではなく、こうすればもっと日本はよくなる、という視点で会話できる人が増えていったらいいなと思っている。