makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

アラフォー以降の「チャレンジ」は無謀なのかのマキ。

昨日Facebookで色々なヒトがシェアしたりいいねしていたのが成毛眞さんのこちらの投稿。

この投稿の最後には

ほとんどの人は40超えたらもう会社にしがみつくしかないんだけどねえ。人生って自信や欲や経験があっても巻き戻せないんだよ。

とあった。投稿にコメントしている人は概ね好意的に受け止めていた。「39の時に起業したから間に合った」とかなんだらかんだら。ところがその中で1人だけ「そうじゃない」と声をあげている人がいた。

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成毛眞さんに限らず、人生「○○歳を過ぎたら無駄/難しい/無謀/手遅れ」という話をする人は少なくない。

 

以前書いたけれど、私は10代の頃、この「○○歳を過ぎたら手遅れ」の呪いにかかっていた。

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ピアノが大好きだった私は、ひそかにプロのピアニストになりたいという願望があった。

 ただ口に出すのもおこがましいと思っていて、何故なら私がピアノをはじめた時期は小学校からと比較的遅かったのだ。私が目にするプロのピアニストというのは小学校に入る前から英才教育を受けていて、だからとてもじゃないけど、そんな次元にはたどりつけないと思っていた。

~傷つきやすい人の世界のマキ。~

http://blog.makicoo.com/entry/2016/11/16/004928

で、実際はどうかというとそんなことはなかった。小学校どころか中学校に入ってからピアノをはじめて、プロのピアニストになった人も少なくなかった。それが本当の世の中だった。

 

年齢がネックで挑戦できないことがあるとしたら、それはアイドルになることとプロスポーツ選手になることだ。それ以外はやる気にさえなればチャレンジは可能だし、成功した人だって少なくない。還暦を過ぎて直木賞をとった作家もいるし、60でカメラをはじめて後に個展を開いた写真家もいる。だから実際はいくつになっても「チャレンジ」は出来るし、結果がついてくることも大いにある。

 

一方で成毛眞さんの言わんとしたいことも分かる。20代の失敗と40代の失敗が大きく違うのは、失うものの大きさだろう。20代なんて5年全身全霊をこめて事業に取り組んで、失敗して一文無しになったところで、もともと持っていたものが少ない。一方40代以降の失敗はそうじゃない。5年全身全霊をこめて事業に取り組んで失敗して一文無しになってしまうと、再就職がきつそうだ。役職におさまっている同級生やかつての同期との対比で、苦しくなることもあるのだと思う。だから

ほとんどの人は40超えたらもう会社にしがみつくしかないんだけどねえ。人生って自信や欲や経験があっても巻き戻せないんだよ。

となる。

 

もしアラフォー以降に大きなチャレンジするかどうか迷っている人がいたら、サマセット・モームの「月の六ペンス」という本を読むことをおススメしたい。この本はゴーギャンという画家の人生に着想を得たフィクションなのだけど、そこに書いてあるのは40にしてチャレンジした男の人生。

月と六ペンス (新潮文庫)

月と六ペンス (新潮文庫)

 

私は10代の頃、この本を読んだ時に、主人公であるチャールズ・ストリックランドにいい印象を持たなかった。彼の人生をかけたチャレンジが実を結んだのは彼が亡くなった後であって、生前の彼は惨めな時が多いのだ。ただアラフォーになって再読して思ったのは、かといってチャレンジをしない彼の人生というのも、どうだったのかなということ。安定した職を得て、何不自由なく妻子を養う。それはある意味、理想的な人生だ。ただそんな「幸せ」に安住を見出せない人がいる。そんな人がチャレンジへの思いを抱えたまま生きていく、というのは社会的に失敗するより、幸せだといえるんだろうか。

 

人生の過ごし方に正解はない。だから「月と六ペンス」を読んで、チャールズ・ストリックランドの生き方に恐れではなく、感銘を受けたのであれば、今までとは違う何かに一歩を踏み出すのはいいんじゃないかと思っている。たとえそれがいくつであったとしても、それが分かりやすい「成功」には結びつかなかったとしても。

 

日本の男性の健康寿命は71.1歳、女性は75.5歳だという。私たちアラフォーは、後30年間を使って、何をする。

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