makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

規約とモラルのマキ。

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南場さん、守安さん、コバケンさんの記者会見以降、大手WEBメディアサイトが続々と一時閉鎖を決定している。それに伴って、関わっていたライターが「このサイトではこういう書き方を指示されていた」というような裏事情を暴露している記事が少なからずある。そしてその中には、「InstagramTwitter、Pinterstから「盗用」するように言われていた」という人がいる。

 

InstagramTwitterPinterest共に、ユーザーが投稿したコンテンツを、それぞれのサイトの規約に則り、時には有償で企業に利用させることをユーザに同意させている。

Instagram

利用規約 | Instagramヘルプセンター

  1. Instagramは、利用者が本サービスに、またはこれを通じて投稿するいかなるユーザーコンテンツについても、その所有権を主張しません。ただし利用者は、利用者が本サービスに、またはこれを通じて投稿するユーザーコンテンツを、Instagramhttp://instagram.com/legal/privacy/に掲載されている本サービスのプライバシーポリシー(第3条(「利用者情報の共有」)、第4条(「弊社による利用者情報の保存方法」)および第5条(「利用者情報に関する利用者の選択肢」)を含みますがこれに限りません)に従って利用する、非独占的かつ無料、譲渡可能かつ再許諾権付きの世界的使用許諾を付与するものとします。利用者は、前述のプライバシーポリシーに記載されている方法で利用者のユーザーコンテンツおよび活動内容(利用者の写真を含みます)の共有範囲を選択することができます。
Twitter

Terms of Service | Twitter

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他の利用者に対し、ご自身のツイートを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。ユーザーは、このライセンスには、Twitterが、コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に、本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利ならびに本サービスに対しまたは本サービスを介して送信されたコンテンツを他の媒体やサービスで配給、放送、配信、プロモーションまたは公表することを目的として、その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれていることに同意するものとします。

Pinterest

利用規約 (2016年11月1日改定) | Pinterest とは

Pinterest 製品の運営、開発、提供、使用において、Pinterest に投稿するユーザーコンテンツは Pinterest および Pinterest ユーザーに非独占権利、無償使用の権利、譲渡、サブライセンス、ワールドワイドのライセンス使用、保管、表示、再生、保存、変更、模倣アイテムの作成、実施、配布する権利を付与するものとします。例えば、他のライセンスにおいて、本規約は Pinterest が有するユーザーコンテンツの法的権利を制限しません。Pinterest の規約またはポリシーに違反すると思われるユーザーコンテンツを含め、Pinterest はあらゆる理由においてユーザーコンテンツを削除、変更する権利を有します。

「必ずAPI経由で」や「利用料を払って」など、サイトによって利用条件はさまざまだ。ただ、少なくとも上記サービスのコンテンツは、一定の条件下において、企業が商用目的でコンテンツを利用することを、正式に許可している。だからたとえそのサイトの執筆マニュアルに「画像は全てInstagramから引用すること」と書かれていたとしても、その条件を満たしている以上、それは「盗用」とは言わない。

 

その一方で、同じWEBメディアであっても「あなたのInstagramの投稿を紹介したい」「あなたのTwitterの投稿を紹介したい」と、記事にする前にエンドユーザーに許諾をとる媒体があった。私はこの媒体のライティングの仕事を打診された際、正直、許諾をとるのが面倒なので断った。大元のサイトとPinterest/Twitter/Instagramがきちんと利用について握っておけば、エンドユーザーは関係ないと思っていた。だから、許諾をとる、というのはちょっと馬鹿らしく面倒、その時は思えた。

 

ただ、WELQを発端とした一連の報道があって、色々な人の意見を目にしていくうちに、果たして規約に、法律に則っているからいい悪い、というだけでよいのだろうかという思いが芽生えた。

 

流行のネイル、というまとめ記事を作るとして、Instagramから、いいねが多いネイル写真の投稿を引用し、それをまとめる。

Instagramの公式APIを利用して、画像を記事の中に「引用」し、テキストはもちろんオリジナルで書き下ろす。この行為は、法律的に、規約的には問題ない。

 

ただこの件に関する色々な人の思いをみるに、本当はそれじゃダメなんじゃないか。「この記事であなたの投稿を引用したい」。そう一言やっぱり投稿者に声をかけるべきで、嫌だと言われたら諦めるのが筋なんじゃないだろうか、それは「規約」ではなく、「モラル」として。

 

ここ1年ライターの仕事をポツポツしている。今回の件で、過去にお仕事したメディアも含めて、納品した記事に問題はなかったかのアンケートが複数きたけど、著作権的にグレーな記事は一切書いていないと胸をはって言えた。私が今までにに納品している文章は、全て法律的、規約的には問題ない。

 

ただモラル的にはどうなのか。引用した画像、投稿の先にいる投稿者への尊重はあったのか。そう自問自答すると、何も言えない。