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makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

長時間労働で病まない条件のマキ。

電通の新入社員の方が長時間労働を苦に自殺してしまった件。

jnakagawa.blog.jp

 

  長時間労働が原因と思われる自殺者のニュースを見聞きするたびに前職でのことを思い出す。前職も今ではそうでもないが当時は相当ブラックで、土日休日出勤はザラ。23時を過ぎても帰る人はあんまりいなかった。死者こそ出なかったものの、中にはやはり体を壊してしまったりで休職したりしていく人もいた。

 で、会社側もこのままではマズイということで、労働時間を抑制する策を講じた。確か新卒2年目までは残業45時間までが原則で、それ以上残業する場合は事前に許可が必要とかそんな内容だったように思う。これに猛反発した社員がいて、「そんな不合理は許されない」とルールを守らせる側だった私は猛抗議された。社会人として一番成長できる時期にそんなルールの押し付けはあり得ない、という彼の言い分に「確かに彼はいくら働いても大丈夫だろうなー」と言う感想をもった。

 

 長時間働いても苦にならない人というのは確かに存在していて、その条件は一言で言うと「仕事にやりがいを感じるか」である。多くの人は飲み会だったりゲームだったりアニメをみて夜を明かしたことがあると思うけれど、あの感じで長時間労働をする限り、体を壊すことはあれど、精神がおかしくなることはない。

 私が知る電通くんたちは合コンの後に会社に戻り、てっぺんのミーティングをすることをかっこいいと思ってた。某大手法律事務所の彼は深夜1時まで仕事をした後キャバクラに行き、そこで騒いで仮眠をとった後、7時にまた出社する生活を楽しんでた。長時間働いても大丈夫な人たちのメンタルってそんな感じだ。Facebookを創業したザッカーバーグも何年もオフィス泊り込みで相当無理していたようだけれども、たぶん本人は大してつらくなかったと思う。自分が楽しい、やりがいがあると感じられることに熱中している分には、何時間働こうが精神へのダメージはとても軽い。

 

つらいのはそこまでモチベーションがある訳でもなく、またやったところで評価されないと感じる状況下で働くことだ。そんな状況で長時間拘束されるのは苦痛以外のナニモノでもなく、精神はどんどん病んでいく。自殺してしまった彼女のように月100時間も残業しなくても、平日に息抜きする時間がないだけで、仕事に対するモチベーションは更に下がり、そして下がれば下がるほどオフィスにいる時間は苦痛になる。

 

もし今、長時間職場に拘束されていて、そしてモチベーションを保てていないと感じるなら是非「逃げる」ことをおススメする。何も会社を辞めるだけが「逃げる」じゃない。手を抜くとか休職するとか配置転換を申し出るとか、とにかくなんとかしてその悪循環の環から一刻も早く抜け出すことが、とても重要だ。長時間拘束されることに意味を見出せない状態で、長時間拘束されるほど精神を病むことはない。

 

前職の自分の話をすると、とある時期、私はまったく未経験のソーシャルゲーム作りの現場に入ることになり、そこでチームメンバーと上手くいかず、仕事でも成果を出せずにボロボロとなった。その時期はほんと会社に行くのが苦痛で、食欲もなく、欝になる一歩手前だったんじゃないだろうか。転機はそのアサインを外してもらったことで、もともと馴染みのあるロールになった後は体調も精神状態もゆるゆると回復し、そこそこ評価も戻り、転職し、今に至る。似たような話はゴロゴロしていて、休職して転職した後に華々しい活躍をした人もいるし、休職後に華麗なる復活を遂げてぐんぐん昇進した人もいる。長い会社員人生だ。「一回の逃げ」を人生の敗北ととらえるのではなく、それも作戦のうちだと思って「勇気ある撤退」ができることを願ってる。