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makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

音楽のチカラのマキ。

 Spotifyが日本でのサービスを始めたのでダウンロード。普段一切聞かない最近の邦楽ヒット曲のセレクションを聞きながら1日仕事してたんだけど、ほぼ一切知らないことに驚く。

 

 そんな中ササノマリィの「MOTHER」という曲を聴いて、ものすごく心が揺さぶられた。その曲自体もよかったんだけど、揺さぶられた原因は曲そのものに対してではなく、昔似た曲がすごく好きだったという記憶のとっかかりだ。何度も繰り返し聞いて、記憶の糸を紐解いていく。何とか思い出せたのは「ぼくらは旅に出ようか」という一節。しばらくぐぐってようやく正解にたどり着いた。私が探していたのはくるりの「ばらの花」だった。

 

 くるり自体を熱心に聴いた訳ではないのだけど、「ばらの花」だけは一時期毎日のように聞いていた。「オレンジデイズ」の主題歌で、ドラマは見てはいなかったんだけど、街のどこかで聞いて、すごく気に入って。しばらく経った後、当時好きだった人と矢野顕子のライブで彼女が歌う「ばらの花」を聞いて。編曲がすっかり矢野顕子節になっていて「原曲レイプだ」なんて笑って。聞いていた当時はスマホはまだなくて、音楽はiPod miniで。くるりの「ばらの花」はTSUTAYAでレンタルして、当時は元住吉に住んでいて、毎回大量にCDを借りてはエンコードして。

 

音楽には記憶を閉じ込めておくチカラがある。思い入れがある曲であればあるほど、そこに閉じ込めておける記憶の量は膨大だ。それはいわば脳のUSBスティック。耳からその音を取り込むことで、記憶はずいぶんするすると再生される。そして久しぶりに出会う記憶は、当時感じていたよりも何だかキラキラしているように思えるのだ。

 

ただ気をつけないといけないのは過去を懐かしむだけでは、新しい記憶が増えていかないことだ。思い出に浸っているだけではもったいないのは、今もこれから確実に「過去」になっていくということ。すでにある過去を慈しんでいるだけでは、新しい過去は生まれない。

 

今から20年経った後に今のことが思い出せるように。
さあ、明日も新しい音楽を聞こう。