makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

保育園+時短勤務はバリバリ働きたい♀のベストな選択肢なのかのマキ

 育休中の前職の同僚と中目黒で久しぶりにランチ。お互いの近況報告しつつ(彼女が産休育休中に私が辞めているので、どちらかというと私の一方的な報告ではあったけど)、話はいつしかやっぱり♀の人生について、になる。転職が決まったタイミングで妊娠が発覚し、悩んだ挙句、内定を辞退した彼女。復職するはするにしろ、今後子供を育てながらどういうキャリアを歩んで行こうか、歩んで行けるのかという悩みは、育休がそろそろあける友人から何度となく聞く話で、特にがっつり働いてきた♀であればあるほど、やっぱり悩ましい問題だなと感じる。

 

 結婚していた時、子供を産むことにイマイチ積極的になれなかった理由がまさに彼女が今悩んでいることそのものだった。「子供を産んだら働かない」という選択肢は一切頭になかったけれど、かといって子育てをしながら仕事もバリバリというのはどうも絵空事のように思えて気が進まなかった。日本の社会には「子供は母親が大切に育てて欲しい」という暗黙の了解があると思う。そしてそれに歯向かいながら子育てをする気力が、産んでもいないうちから私はなくて、そして結局産まないまま、12年近くの結婚生活に終止符を打ち、今に至る。

 

 私がこの問題について考える時にいつも頭をよぎるのがサウジアラビアの女性のことだ。顔を見せて外を歩くことはもってのほか、車の運転もだめ、一人で外出するのもダメ、選挙権もない。女性の生きる目的は「子供を産む」に制限されていて、親が決めた人と結婚して子供を産む。初めてイスラム圏の女性の「人権問題」に触れた時、こんな

理不尽なことがあってもいいのか?と激しい憤りを感じたものの、よく調べると、実は生粋のサウジ女性で不満を抱える人は多くないのだと言う。理由としてはそれ以外の生き方が選択肢として身近に存在しないから。イスラム圏の女性の人権を問題にするのは、主に「サウジの外で暮らしたことがある」人たちで、生まれた時からそういうものだと思っていると、それが「当たり前」になる。環境が思想を作るとはまさにこのことだ。

 

一方、バリバリ働く日本の女性が「結婚/出産/子育て」のフェーズに進んだ時に直面するのはまさにサウジの女性の逆パターンなんだと思っている。「男女平等」を当たり前の権利として享受してきたからこそ、出産・子育てに関する社会の暗黙の了解にあぜんとする。とある小学校の校長が「女性にとって最も大切なことは子供を2人以上産むこと。仕事でキャリアを積む以上に価値がある。」と発言して炎上してるけれども、結構な数の人が心の中では共感しているんじゃないだろうか。そんな世の中で行き場がなくなるのが、「バリバリ働く」のを当然と思って育って働いてきた女性たち。私は子供を産むことから結果的に逃げてしまったけれど、ちゃんと産んで、そしてこれから育てていく彼女たちが、もう少し生きやすい世の中になったらよいなと切に思う。

 

本題に戻るけれど、話を聞く限り、保育園+時短勤務は「バリバリ働きたい」女性たちにとってはなかなかストレスが溜まる環境だ。誰かが子供を育てないといけないのは当然なのだけれども、時短勤務であるが故に割り当てられる仕事は「急に子供の看病などで休んでもカバーできる」ような範囲の仕事になりがちで、結果として今まで築いてきた経験や能力が思う存分生かせるとはいいがたいタスクが割り振られることが多い。

 

少子化の問題は保育園の数が増えれば解決する問題ではないと思う。男性同様に働くことにやりがいと喜びを持って生きてきた女性にとって、出産・育児がキャリアにとってマイナスに見えているうちは、なかなか産む・育てることに二の足を踏むケースが多いんじゃないだろうか。じゃあどうすればよいのかというと、簡単に解決する解はないのだけれど、少なくとも「バリバリ働きたい」と願う女性にとって、保育園に入れられて復職できたから万事が全て解決でないことは、世の中の人にもっと知ってもらいたいし、一緒に考えてもらいたい問題だなと思っている。

 

もちろん、私や彼女たちのように「バリバリ働きたい女性」の数は多くないのかも知れないけれど。