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makicoo thinks

2017年のテーマは「アラフォーを楽しむ」。77年生まれの皆さん、素敵な40歳になりましょう\(^o^)/

 コスパをよくするも悪くするも自分次第のマキ

結婚や子育てに関するコスパ論争をみていて非常に違和感があったのが、コスパ悪い、コスパよいというどちらかの立場につく意見が割と二極化していることだった。

 

10年ちょっとの間結婚して、そして離婚した私にとっての「結婚」は、金銭・物質的な部分でいうとコスパは非常によかったと思う。結婚する前に数十万円だった私の貯金は、離婚する際にはその数十倍になっており、やはり1人で暮らすよりも2人で暮らした方が遥かに裕福な暮らしができるもんだと実感した。また旅行ひとつとっても、2人であれば、パック旅行も利用できるし、1人旅と比べると安上がり。美味しいものを食べるにしても、2人の方が何かと都合がよいのは事実だと思う。

 

じゃあなんで離婚したのかというと、人生における価値観の不一致が大きかった。堅実な暮らしを望む元ダンナ様にとって、私のキリギリス的な生き方は受け入れがたいもので、何とかアリの暮らしができないかというような話し合いを繰り返した。その瞬間を切り取ると元ダンナ様にとっての「私との結婚」というのはコスパの芳しくないものに成り下がった。そして私にとっても結婚している状態というのが、あまり魅力的なものではなくなってきたのである。

 

つまり2人の関係性が悪化するにつれ、結婚というもののコスパは著しく低下する。いくら物質的に豊かであってとしても、精神的にそりがあわなくなった人と生活を共にするのはとてもつらいものなのだ。

 

で、結婚はコスパがよいか悪いかの話でいくと、コスパのよい結婚はあると思う。それはお互いがお互いを必要として、認め合う関係性で、そういった関係性が誰かと築けるのであれば、結婚という仕組みは悪くない。一方で大してすきでもない相手と生活を共にするような結婚は、本人がそれでもよしと割り切れていないのであれば、コスパという観点では著しく疑問。大きな不満を抱えながら、それでも「結婚している状態がよい」という価値観もありはありだと思うけれど。

 

一方独身はどうか。独身のコスパの悪いところは「世間体」の一言に尽きる。特にこの年になると結婚していない=はぐれ者感満載なので、しばしば不便だなと思うことにぶちあたる。たまに勝手に老後の事などを心配され、ちょっとかわいそうな目でみられ。日本という世の中において独身というのは不便なところが多々あると思う。これは結婚している際には気付かなかった事で、たまに結婚していた状態が懐かしい。

 

それでもその点にさえ目を瞑れば、独身というのはなかなかよいものだ。恋人はいるものの、別れは2人だけで決めることができる。転職する際、2週間アメリカに行かねばならぬものの、即答で"YES"と答えることができる。ふらっと気が向いたら映画を観に行くこともできる。もちろんパートナーに恵まれれば、上記のような事は結婚していても可能なんだと思う。ただ「世間体」をのぞき、私が独身生活を楽しめている理由が「自由」にあって、それは私が結婚していた時には実感できていないものだった。

 

今後また結婚するかもしれないし、しないかもしれない。するかしないかはコスパではなくて、相手との関係性次第だと思う。結婚するとなれば少しの不自由さと引き換えに安定と世間体を手に入れる。しないとなれば、世間体の厳しさと引き換えに自由を引き続き享受する。私の前に広がっているささやかな選択肢はつまりどっちでもよくて、少なくともどちらの立場になったとしても、無いものをねだるのではなく、あるものに感謝するようにしたいよな、そんな事を思っている。