makicoo thinks

40歳なのに妊娠しました!2018年、無事に中の人を世の中に送り出せますように。

「働き方改革」は案外ボトムアップで成し遂げられるのかもしれない

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今日は前職の同僚とランチ。私がもうすぐ出産を控え、一緒にランチをした元同僚は子育て真っ最中のため、話は自然と子育てと仕事の両立の話になった。

世間で今、あまりよく言われていない「裁量労働制」だけれど、私が産後の育児と仕事の両立に比較的楽観的なのは、むしろ「裁量労働制」のおかげだったりする。産後2か月から子を保育園に預けて働くものの 、預けている間に買い物や髪を切ったりなんかの自分の用事をすます予定。睡眠不足で体がつらかったら、日中自宅で寝てもいい。その分の仕事は、夜泣きのケアでどうせ起きているだろうから夜中にやればいいだろうという考えだ。


今の仕事が「リモートワーク」+「裁量労働制」のあわせ技というのもあるけれど、ふと思えば、前職でも今みたいな働き方、週2程度であれば可能だったんじゃないかと思う。
前職ではとある大手IT企業でモバイルゲーム開発チーム全体のバックオフィス的なサポートや他部門との調整役を担っていた。打ち合わせの数は他の社員より多かったように思うけど、それでも1日中打ち合わせなんて日は稀だった。全部寄せたら週に3日くらいはミーティングレスな日ができたなあと今となっては思う。SlackやSkypeといったチャットツールも完備され、社内の基幹システムもVPNでアクセスOK。要は対面のミーティング以外、自宅でも会社でもやれることに差異は一切なかった。

じゃあ何故しなかったのか、というと、当時前職では申請すれば自宅作業が認められていたけど条件として「事情があり上長が許可した場合」とあって、それはたとえばマンションの点検でどうしても自宅にいなければいけないとか家族の看病とか、「それは仕方がないよね」という場合に限られていた。
とはいえ、特別な事情がなくても自宅で作業したい、と私自身は上長に相談したことがないし、会社に制度を変えて欲しいと要望を出したことがない。「会社員たるもの特別な事情をのぞき、会社で仕事をするもの」という固定観念があった。
そんな中、元同僚は育休が明けることを契機に、週1は自宅作業の日を作りたいと上長に交渉予定だという。週1であったとしてもは 仕事しながら家事ができたらすごく楽になると思うと彼女は言っていて、まさにそのとおりだよなあと頷きつつ、ああ、こういう「要望を出す人」の出現によって、職場というのはどんどん働きやすくなるのだなあとつくづく思った。

そういえば今勤めている会社の本社はアメリカにあるのだけど、私が所属している部門の部門長は、毎週金曜の午後、子どもが所属しているソフトボールチームのコーチ業のために早退する。そんな彼の行動にはいくらアメリカとはいえど色々と突っ込みがあったようなのだけれど、部門長は認められないなら辞める、くらいのことを言って、無理やり周囲を納得させた。
そんな上長の下だから、私が所属する部門の本社社員は、定期的な早退が認められている。以前の直属の上司は週二回、1時間早帰りして娘のチアリーディングの練習に付き添っていたし、今の上司は毎週月曜日を早帰りデーにして、家族に手料理を振る舞う日にしてる。

いくら「働き方改革」が世の中に訴えられたとしても、決して「週に一度は家族のために早帰りしていいですよ」と法律で定められたり会社から通達が出ることはないと思う。
それよりきっと私の元同僚や今の会社の部門長のような個人による「働き方改革」が、少しづつ世の中を働きやすくしていく、そう思う。